10歳で被爆した米尾淑子さん(90)の体験

米尾淑子さん(90)は広島市で被爆しました。

当時10歳だった米尾さんは原爆が投下された後に20キロ離れた疎開先から自宅に戻り被爆。

広島市の自宅で被爆した米尾さんの母親・富田茅子さんは6年後に46歳の若さで亡くなりました。

福岡市被爆者の会 米尾淑子さん(90)
「放射能だったんですね、栄養失調とね、全身ただれて、ペニシリンもきかずにショック死しましたね、毎日髪の毛は抜けてもうどろどろに溶けるようになって、」

米尾さんが戦後もよく見ていたという原爆ドームを亡くなった母・茅子さんをイメージした観音様が空から見守る構成にしました。

学生 義経しづかさん
「観音様でも止められないぐらいの脅威だったというのが伝わるかなという感じ」