土砂災害や河川氾濫に厳重警戒必要
北陸地方と東北地方では7日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理に注意が必要です。低気圧や前線の周辺では、気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなる所があります。強風や高波にも注意してください。
上空寒気で大気不安定状態継続
寒冷渦を回る500hPa 5700m付近のトラフと対応する気圧の谷が、7日は日本海に南下し、8日は北日本付近に進みます。北日本から東日本では7日から8日にかけて、500hPaで-6℃、300hPaで-30℃以下の寒気が流れ込みます。
上空寒気や気圧の谷に向かう湿った空気、日中の昇温の影響で、大気の状態が不安定となる所があります。落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意し、短時間強雨に注意・警戒が必要です。
気象庁は「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」を5時頃に発表予定としています。今後の気象情報に注意してください。