前線の停滞により、北陸地方では7日夕方にかけて土砂災害や河川氾濫に厳重な警戒が必要です。新潟県、富山県、石川県では6日夜遅くから7日朝にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要な状況が続いています。

前線停滞で大気の状態が非常に不安定

気象庁によりますとアムール川下流域の500hPa 5640m以下の寒冷渦を回る500hPa、5760m付近のトラフに対応して、千島近海を東北東進する低気圧から前線が東北地方から東日本日本海側にのびています。

前線に向かう下層暖湿気の影響で、東日本から北日本の日本海側では雷を検知し、非常に激しい雨が解析されています。

また、500hPa 5820m付近の正渦度移流に対応して、別の前線が華北から朝鮮半島付近にのびており、この前線上の朝鮮半島付近に低気圧が発生する見込みです。