ついに迎えた開業の8月3日
小林康秀キャスター
「広島電鉄の新しい広島駅。いよいよ開業の日を迎えました。多くの人が詰めかけて、向こうの路面電車をよく見ることができません。いよいよ、一番電車がまもなく発車します」

3日、一番電車の出発を前に、広島駅ではセレモニーがおこなわれました。

広島電鉄 仮井康裕社長
「ここから芽吹く新しい風景が、皆様の笑顔と誇りに繋がることを願い、未来へ向かってスタートを切る一番電車でございます」

一番乗りの乗客
「夜の7時から並んでいます。2階から降りるところを体験してみたい」

小林康秀キャスター
「一番電車グリーンムーバーAPEXが、新しい広島駅から広島市中心部にむけて今走り出しました」

駅前大橋ルートの沿線にも、その勇姿をシャッターにおさめようとするファンの姿や、駅前通りを走る電車に手を振る住民の姿もありました。

沿線住民
「工事しているところからずっと見ていたんですけど、やっとここに電車が通ったなと思って、すごくよかったです」

沿線住民
「私、松川町なんですけど、松川町駅が新しく出来まして、皆さんに松川町を認知されて大変うれしく思います」

広島市中心部からの電車も満員の乗客を乗せて広島駅に到着。

女子高校生
「これからの新しいはじまりを見られて、すごく嬉しい気持ちでいますね。少し感動しますね、新しい広島に興味を持つ人がこんなに居るんだと思うと」

少し前まで当たり前だった広島駅や駅前通りの景色が大きく変わりました。路面電車の「駅前大橋ルート」が、新たな広島の日常の景色になります。

大きく変わった広島駅の景色ですが、駅前の再開発はまだまだ続きます。ペデストリアンデッキの南側への延伸や、バスターミナルの拡張、マイカー送迎エリアの設置などがおこなわれ、2029年に完成予定です。