涼しい部屋で深呼吸!“深部体温”を冷やす

 では、どのように暑さ対策をすればいいのでしょうか?そもそも、「暑さが嫌だ」「暑さに負けた」など、暑さに対する嫌悪感を抱いた時点で、それはすでに熱あたりのサイン・前兆だそうですが…暑さに負けないための方法は主に、(1)冷やす、(2)鍛える、の2つと規則正しい生活です。

 (1)冷やす
 まず、日中・夜間もエアコンを活用することが大切です。そして、涼しい部屋で深呼吸して冷たい空気を体内に送ることで“深部体温”を冷やすことができます。また、この深部体温を冷やすには、首筋・脇の下・手のひら・足の裏を氷や水で冷やすことも有効です。

 (2)鍛える
 自律神経・筋肉を鍛えることも有効です。自律神経は、暑い場所・涼しい場所などいろいろな場所へ行くことで活性化させることができます。また、補給した水分の4割は筋肉に蓄えられるため、可能な限り筋肉を鍛えることも暑さ対策となります。

 また、暑さのダメージを受けないためには、規則正しい睡眠・食事が大切です。水分補給は“補助”でメインは食事です。1食あたり、300mL~500mLの水分が含まれています。ビタミンC(キウイ・モモなど)やビタミンB1(豚肉・ウナギ・ホウレンソウなど)を摂取して、暑さに打ち勝っていきましょう。