「みんな亡くなった……」生徒・教員301名犠牲の母校 口閉ざした河田さん 変えたのは高校生

今は、自身の体験を語る河田さん。しかし、80歳を超えるまで口を閉ざしていました。同級生など301人の生徒と教職員が、原爆の犠牲になったためです。

河田和子さん
「みんな、亡くなった。すばらしいお友達が亡くなりましたよ。さみしいですね。でも、原爆で亡くなった下級生にしても上級生にしても、素晴らしい未来があったと思うんですけどね」

しかし、そんな河田さんを動かしたのが、高校生でした。

「高校生が聞いて下さる質問の内容とかね、いろんなものがリアルに聞こえて。こんな若い幸せな人たちが、ここまで原爆のことについて一生懸命学ぼうとしているのに、私もお話しなければならないなと」