子どもを中心に感染し、激しいせきが続く「百日せき」に鹿児島県内で今年、感染した人の数は1370人と過去最多を更新し、7人だった去年の196倍となりました。

百日せきは激しいせきが続く細菌性の感染症で、乳児がかかると重症化して死亡するおそれもあります。

県によりますと、今月27日までの1週間、県内で百日せきに感染した人の数は71人でした。年代別では10歳から14歳までが39人と最も多く、5歳から9歳までが21人、15歳から19歳までが8人、0歳が1人と、20歳未満がほとんどを占めています。

今年はこれまでの半年間で1370人の感染が確認されていて、7人だった去年の196倍となっています。現在の方法で統計を取り始めた2018年以降、最も多かった2019年の728人の2倍近くに上っています。

県は手洗いやうがいなどの感染症対策のほか、ワクチンの接種を呼びかけています。

また、今月27日までの1週間に報告された新型コロナの感染者数は532人と5週連続で増加しました。

県は手洗いや喚起、マスクの着用を含む「せきエチケット」の徹底を呼びかけています。