南海トラフと同じ『逆断層型』

―――カムチャツカ半島付近の地震が、南海トラフと同じ『逆断層型』といったワードがでてきています。実際に、これは言い切れるんでしょうか?また逆断層型というのはどういうものでしょうか?

 「逆断層型とは、例えば陸地が左右から押し合う力があったときに、片方の地面に対して、もう片方の地面がのし上がるような形で断層がずれるタイプの地震です。日本列島でもよくあるタイプの地震で、東日本大震災や、将来発生が懸念されている南海トラフ地震もこの逆断層型というタイプの地震です。海のプレートと陸のプレートが沈み込んでいるところでは、大体この逆断層型の地震が起こると知られています」