きょうからコンビニで「古古古米」を使った弁当の販売が始まりました。カレーやチャーハンは100円安くなったということです。

きょうからファミリーマートで新商品として並べられたカレーやチャーハン。なにが変わったのかというとコメです。

中食や外食向けの随意契約で調達した2021年産・備蓄米、いわゆる古古古米を初めて弁当に活用しました。

ファミリーマート おむすび・寿司担当 尾関秀司さん
「米の価格が上がっている中で比較的、買い求めやすい商品が伸長。米飯商品に注力してお客様のニーズに応えたい」

価格は100円ほど値下げ。▼カレーは396円から295円に。▼玉子炒飯も100円安くなって368円です。ワンコインでは食べられなかった▼520円の助六寿司は420円に値下げされました。


「コンビニは結構高いのであまり買わないが、100円安かったらいい。だいぶ違う。飛びつきます」

備蓄米の活用はローソンでも。

▼きょうから販売するおにぎりには「ヴィンテージ2021」の表記が。令和3年産米を使った「塩にぎり」は去年産のものより41円安いということです。

▼セブンーイレブンでは来週から順次「牛めし」など6品を税抜きで100円安く売り出します。


「新米が安いのが一番ありがたいのは間違いないが、財布と味と、人それぞれ選択する」
「(新米は)期待したい。美味しいのが出ればと」

待ち遠しいのは安くて美味しい新米。価格はどうなるのでしょうか。

先週、広島のスーパーには早くも新米が並びました。超早場米の産地・鹿児島県の種子島産のコシヒカリ。価格は5キロ税抜き3980円です。


「3900円で安く感じる。新米だし」

複数のJAは、今年は事前に農家に支払う概算金が上がっている影響などで、新米の店頭価格は5キロで4000円前後になる見通しを示しています。

小泉進次郎 農水大臣
「例年と比べてもまた暑い夏ですし、最近でもカメムシの発生なども含めて、一部で水不足に対する懸念も相当出ているのは事実」

主な産地の生産状況が分かるのはこれから。猛暑を乗り越えて見通し通りの生産となるかが、価格を左右しそうです。