クラファンサイトA側が罪に問われる可能性は?

 泣き寝入りを強いられる飼い主たち。体調不良を訴えるサイトA側だが、支援金の未払いが続く現状で、罪に問われる可能性はないのか?詐欺に詳しい松尾善紀弁護士に話を聞いた。

 (松尾善紀弁護士)
 「最初から寄付を募ったお金を渡すつもりがないとかだと詐欺になるし、お金を預かって送金しなければいけないのにそれを行わずに別の目的に流用したということになれば場合によっては業務上横領罪。今回のケースが悪質だなと思うのは、寄付した人とプロジェクトを立ち上げた人、両方の信用信頼を裏切ったという点ですよね」

「お金が入ってこないと命が失われてしまう可能性がある」

 重度の感染症を発症していた猫・かずやくん。カフェの客などからの支援でなんとか治療費をやりくりして一命をとりとめた。
 (保護猫カフェふにゃり・店主 金丸哲弥さん)
 「全く僕らのことを知らない、かずやのことを知らない方も、なかには支援してくれている方がいらっしゃると思うんですね。そういう方は善意でやってくれていることなので、それを全て無にするということは本当はやってはいけないことですし。(お金が)そこで入ってこないということは、この子たちの命が失われてしまう可能性がありますので。それも考えていただきたい」

 人々の善意で成り立つクラウドファンディングでのトラブル。飼い主らは今も説明を待っている。