北アルプスで山岳遭難が相次ぎ、槍ヶ岳では滑落した男性の死亡が確認されました。
槍ヶ岳では19日午後6時半ごろ、標高およそ3000メートルの山頂付近で、登山者が滑落する人を目撃しました。

届け出を受けた近くの山小屋の関係者が警察に通報し、20日午前7時ごろ県警のヘリコプターが、岩場の斜面で中高年とみられる男性を救助しましたが、死亡が確認されました。
目撃情報によりますと、男性は登山道ではない場所を通っていて、数十メートル滑落したとみられます。

20日は北アルプスで、ほかにも4人が転倒や落石によりけがをして救助されたほか、中央アルプスの空木岳では兵庫県の47歳の女性が転倒し、警察が21日にヘリコプターで救助する予定です。