今日(20日)投開票の参議院議員選挙について、熊本県選挙管理委員会は、期日前投票をした人が、熊本選挙区では有権者全体の29.20%だったと発表しました。過去最多だった前回(19.84%)をさらに9.36ポイント上回りました。

投票者数で見ると、前回から12万8753人増の41万7756人でした。

期日前投票は、公示翌日の7月4日から、きのう(19日)までの16日間、行われました。

熊本県選管では、今回の期日前投票の利用率が高い要因として
・期日前投票制度の浸透
・多くの学校で19日から子ども達が夏休みに入ったこと
・投票日が3連休の中日で、レジャーなどに出かける人が多いこと
などが考えられるとしています。

一方で、投票当日の投票所が、中山間地の人口減少などに伴い、3年前の932か所から今回は895か所と37か所減った一方、期日前投票所は159か所から174か所に15か所増えたことも要因と言えそうです。

期日前投票の制度は2003年に始まり、利用が徐々に増える傾向にありますが、必ずしも投票率全体の増加につながるかは不明で、3年前の参院選で50%を割った投票率が、最終的に上向くか注目です。

【過去の投票率の推移】参院選熊本選挙区
過去最高:1974年80.80%
過去最低:2019年47.23%

【有権者に占める期日前投票の割合】参院選熊本選挙区
※カッコ内は最終的な投票率
2004年 8.74%(59.61%)
2007年11.95%(63.11%)
2010年14.86%(61.91%)
2013年14.71%(52.30%)
2016年16.61%(51.46%)
2019年17.41%(47.23%)
2022年19.84%(49.12%)
今 回 29.20%

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