万博やIRに候補者はどんな訴え?
開幕中の大阪・関西万博や2030年秋ごろ開業予定のIRに、府民からは「万博後の景気は期待できない」「夢洲駅が開通したことは期待」「万博後の夢洲の有効活用になっている」「IRには賛成ではない」などさまざまな意見がありました。
MBS大八木友之解説委員は「IRは万博終了の5年後に開業を控えていて、”大阪の未来”がかかってる計画のため行く末はかなり注目」としています。
7月20日投開票の参議院選挙で、大阪選挙区は4議席に対して19人が立候補する激戦区です。万博とIRが大きなテーマとなっていますが、参院選での動きについて大八木解説委員は次のように解説しています。
(大八木友之解説委員)「参院選の選挙戦、不思議なほど候補者から万博やIRという話題は出ていません。特に維新が開催および誘致も主導してきた面があるため、実績として万博のことを吉村代表(大阪府知事・日本維新の会代表)も触れるのかなと思いきや、街頭演説でも語っていません。党としての政策の1つ『社会保険料』の話題をした最後に『大阪で万博もやっているので、来てない方はまた来てください』ぐらいの触れ方しかしていない」
「維新の議員に話を聞くと、『万博自体を政治利用や選挙利用するのは良くない、控えていこう』もしくは『ある程度万博にはマイナスのイメージもあるので選挙ではあまり口にしない、万博のロゴの入ったTシャツなどは着ないようにしよう』といった話もあるようです」
取材をしたMBS行政キャップの森亮介記者は次のように話します。
(森亮介記者)「IRの開業は2030年秋でかなり先のため、まずは目の前の物価高対策などが話の中心にあるのかなと思います。ただ、今回当選した候補者の任期は2031年までなので、IRの開業の時期をまたぐというところで、当選した場合にはIRの進め方などに関わることもあると考えられます」


















