フィルターバブル 知らないが81.8%
現代のデジタル環境の規模は想像を超えていて、YouTubeだけでも、毎1分間に500時間分もの動画が投稿されています。
膨大な量の情報があふれる中で、私たちはアルゴリズムによるオススメ機能に頼らざるを得ない状況にあり、動画がおすすめされるということは、同時にそれ以外の情報を排除されています。
こうした「フィルターバブル」と呼ばれる現象について「人に説明できるくらい知っている人」は2.8%、「説明はできないが理解している人」は5.5%、「名前を聞いたことがある人」が9.9%で、「名前も知らない」という人が81.8%もいるという調査結果があります。しかも2025年の調査です。
さらに驚くべきは、従来の「いいね」や「リポスト」といった能動的な行動をしなくても、ショート動画などでは、多くの人が視聴していることを「注目・人気が高い」と判断されて、多くの人におすすめ表示されやすくなります。
自分自身が、怪しい・おかしいと思って見た情報でも、「これはどういうことだろう」と長い時間見ていただけで、その情報の拡散に加担してしまう可能性があるのです。

















