トカラ列島近海で頻発する地震を受け島外に避難していた67人のうち、悪石島の島民16人が島に戻りました。
十島村では先月21日以降、震度1以上の地震が2100回を超えています。
これまでに悪石島と小宝島の67人が鹿児島市などに島外避難し、宿泊費などを村が補助しています。

(記者)「避難していた島民がフェリーに乗ります」
16日夜、帰島を希望する悪石島の16人がフェリーに乗って島へ帰りました。
(帰島する漁師の男性(70代))「漁船を海に浮かべたままにしているので、台風とか来るかもしれない。支援してもらい、お礼を言いたい。感謝している」
村は島民が帰るタイミングとして、「震度4以上の地震が5日間以上なかった場合」としていましたが、震度4の地震が相次ぎ、島民からは「島に残した家族が心配」などの声があがっていました。
そして、17日あさ、フェリーはおよそ10時間かけて悪石島に到着しました。島に帰りついた16人には悪石島学園の児童生徒4人も含まれていて、18日の終業式は対面とオンラインで行います。