20日投開票の参院選の争点となるテーマについて課題と県区の立候補者の考えをシリーズでお伝えしています。3回目は物価高が進む中での「生活困窮の現状」です。


「最近は大変ですよ。お金借りに来る人いるからね。ガス代払えないからガス止めちゃった人もいるしさ」


羽生田浩志さん57歳。

長野市にある生活困窮者の支援施設「里庵みんなの家」で、週に2日、弁当作りなどのボランティアをしています。元々は自身も助けを求めてこの施設を訪れました。


家庭が裕福でなく、勉強も苦手だったといい、中学を卒業してすぐ働きに出た羽生田さん。20年ほど前に父親が亡くなったあと、母親の介護をしながら派遣の仕事を続けましたが、生活保護を受けるようになりました。