【デメリット②社会の分断が進む】
山口准教授によりますと、SNSや動画共有サービスなどで過激な情報、フェイク情報、真偽不明情報などが拡散された結果、「人々の意見が極端化したり、視野が狭くなったりする」ことが現実に起こっています。
■国際大学 山口真一 准教授
「『選挙』は『民主主義の1つのプロセス(過程)』に過ぎないんですね。選挙の時には注目が集まり競争も起きますが、選挙が終われば『みんなで議論してより良い社会を作っていく』、これが民主主義です。ところが、選挙時にあまりにも分断が進んでしまうと、『選挙前後の民主的なプロセス(過程)に大きな悪影響が出て』しまいます」

■国際大学 山口真一 准教授
「実際に兵庫県知事選では、関連して誹謗中傷的な投稿が多くなされ、その結果として元県議の方が亡くなってしまうといったことまで起きています。そうなってしまうと、『熟議の民主主義』ができなくなってしまいますので、これは、民主主義にとって大きなマイナスだと考えています」
このようなデメリットが潜んでいる中、選挙時にインターネット・SNSで情報を得る際、私たち有権者が気を付けるべきことを聞きました。