地震が続く鹿児島県十島村から家畜を島外避難させる際の移動費用などを、国が一部補助する方針であることが分かりました。

県によりますと、自然災害などが発生した際に、被災した畜産農家を支援する国の事業について、今月11日、農林水産省からトカラ列島を震源とする一連の地震が対象になったと連絡があったということです。

悪石島と小宝島で飼育されている肉用牛を島外に避難させる際の移動費用などを、国が半分程度補助するということです。

十島村によりますと、悪石島では4軒の農家が81頭の牛を飼育しているほか、小宝島でも5軒の農家が45頭の牛を飼育しているということです。