鹿児島県のトカラ列島近海では6月21日から地震があいつぎ、きょう14日に2000回を超えました。

トカラ列島近海を震源地とする地震は、6月21日から始まり、震度1以上の地震はきょう午前10時までに2012回観測されています。

一連の地震活動で、震度6弱を1回、震度5強を3回、 震度5弱を4回観測しています。震度4は47回、震度3は139回、震度2は498回、震度1は1,320回です。

7月3日午後4時13分に発生したマグニチュード5.5の地震では、十島村の悪石島で震度6弱を観測しました。また、最大規模の地震は7月2日午後3時26分に発生したマグニチュード5.6の地震で、小宝島で震度5弱を観測しています。

福岡管区気象台資料より

悪石島からはきのう新たに1人が鹿児島市に避難し、島外避難は小宝島と合わせて65人になりました。

悪石島には震度6弱を観測した今月3日時点で60人を超える住民がいましたが、現在残っているのは19人です。

トカラ列島近海では、けさも午前8時32分にマグニチュード4.2の地震があり、悪石島で震度4を観測しています。

十島村は避難者が島に帰るタイミングについて、「震度4以上が5日間観測されなかった場合」としていますが、見通しは立っていません。

気象台は「当分の間、震度6弱程度の地震に注意してほしい」と呼びかけています。