登山中の山岳事故を想定した訓練が9日、屋久島町で行われました。
(記者)「屋久島警察署と、県警航空隊によるヘリコプター救助訓練が行われている」
救助訓練は夏の登山シーズンにあわせ屋久島警察署が行ったものです。訓練ではヘリコプターで遭難者を救助する手順などを確認していました。
管轄内で山岳事故が多い屋久島警察署では県本土から救助にあたる隊員が出動できない事態に備え、機動隊ではない警察官がヘリを使った訓練に参加しています。
(屋久島警察署・山岳遭難捜索救助隊 井上朋哉隊員)「安全確認など徹底しないと自分たちの命もなくなる。安全確認を第一に考えた」
(屋久島警察署 川原慶博次長)「登山届などを活用していただき、予定通りの工程で無理をせず登山をしていただきたい」
去年、県内で発生した山岳事故は42件で、うち16件が屋久島町で発生しています。