鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所からきょう8日に打ち上げ予定だった観測ロケットの打ち上げは、観測条件が整わなかったため延期されました。

JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、観測ロケット「S-310-46号機」は8日正午から午後1時の間に打ち上げ予定でした。

今回の目的は、高度100キロ付近に突発的に現れ、電波障害の原因となる「スポラディックE層」と呼ばれる層がどのように発生するのか解明するためのデータ収集でした。

JAXAによりますと、8日は上空に発生した「スポラディックE層」の数値が観測条件に達しなかったため、打ち上げを延期したということです。

予備日の期間は来月8月31日までで、早ければ今月11日にも打ち上げられる予定です。