記者からの質問「卒業証書」について
<司会>
では、市長に対する質問、挙手をお願いいたします。
<記者>
まず確認したいのは書類です。先程の卒業証書の。まず市長にお伺いしたいのは、本物であると市長は胸を張って言えるんでしょうか。
<田久保市長>
はい、ありがとうございます。私の中では本物であるというふうに思っておりますけれども、大変残念ながら、今私の方で、それを本物だというふうに証明するための卒業証明書等がとれませんので、こうなった以上はきちんとした捜査機関の方にお調べをいただいて、その結果を待ちたい、そのように思っております。
<記者>
つまり、卒業していなかったのに、卒業証書を提出するというのはやっぱり理解しづらいですよね。それは自分で作ったのか、他の人が作ったのか、あるいはどういうことで、その書類というのを田久保市長が手に入れて、それを議長に見せたのか。それは説明できるはずですよね。ご自身の話だから調べるとか、どういった文書だったんですかね。
<田久保市長>
文書というのは、つまり卒業証書だったかということですよね。卒業証書でありました。前回の会見でもお話を差し上げましたが、だいぶ前の30年前ぐらいのことということもあるんですが、もう正直に申し上げて、それをどのように手にしたのか。要するに郵送で送られてきたのか、それとも学校に取りに行ったのか、誰かお友達と一緒に行ったのかというのは、もう記憶が曖昧でございますので、そうなりますとこれはきちんと捜査機関の方に全てお調べいただいて、その結果を見ることが一番真実に近い形が市民の皆さんにお示しできるのではないかとそのように考えました。
<記者>
つまり、本物である可能性もあるというふうに、御自身は信じていると。除籍だとしても。
<田久保市長>
はい、私の方は本物であると思いまして、各方面と言いますか必要であると思った方にお見せしております。
<記者>
たびたび同じ質問をして恐縮なんですが除籍されていて、卒業していなくても、それは卒業証書だというふうに思う根拠というか、もしご自身が例えば大学から送られてきたんだって言うのであれば、大学から送られてきたというふうに言うべきですし、選挙をまた一旦辞職して出るとしても、この部分がやっぱりテレビとか新聞読んでいる人とか、市民の人たちに一番の不信感というか、私たちは伊東を変えてくれると思って信じてたのに、そういったところで、もしかして嘘をついているのではないかって思われてしまっている、一番の大きな根拠だと思うんです。そこはちゃんと今ご自身で説明をすべきではないですか。
<田久保市長>
まず、ちょっとさかのぼりで申しわけないんですが、私が東洋大学の教務課の窓口に直接出向いたのが6月28日の土曜日でした。その時は証明書は1週間ほどかかりますということでいただけなかったんですけれども、どういった結果なのかということでは除籍であるという結果をいただきました。
その時にですね。初めて私が自分が除籍であるという事実を知りました。つまり、その6月28日までは、自分自身が除籍という立場にあるということを把握しておりませんでしたので、卒業証書についてもそういう意味では持っていても、何も不思議ではないのかなというふうに思っていたのは事実でございます。
ただですね。もう、このような事態になってしまうと、もう私自体もどのようにして市民の皆様にこれが本当に本物なのか、またはもしかして偽物という可能性もあるという風に言われているのは承知しております。ですけれども、もう私の方でただ言葉を重ねて、これは私が本当に本物であると言ったところで、もうそれは確かな裏付けのない言葉だけのことになってしまいますので、それでしたらきちんと警察の方に提出をして捜査をしていただいて、警察の方にきちんと結果を出していただけたらどうだろうかということで、私の方でそのように決めさせていただきました。