宮城県多賀城市で7月12日から縄文時代の国宝や重要文化財の展覧会が始まるのを前に、土偶など展示物の設置が進められています。

多賀城市の東北歴史博物館では、国の重要文化財、恵比須田(えびすだ)遺跡出土の「遮光器土偶(しゃこうきどぐう)」が専門の業者によって設置されました。

この土偶は1943年に大崎市で見つかったもので、ほぼ当時の状態のまま残されています。

宮城県内での展示は30年ぶりです。

東北歴史博物館 学芸員・山田凜太郎さん
「展示を見に来ていただいて、縄文時代とはどんな時代だったのかを実感してもらえたら」

国宝や重要文化財など、計420点が展示される「世界遺産 縄文」は、東北歴史博物館で7月12日から9月15日まで開かれます。