争点は『赤信号に気づいた場所』判決は懲役6年6か月

 裁判で検察側は、交差点よりも28メートル手前で気づいたと主張しましたが、弁護側は12メートル手前だと主張。双方の対立する主張に、これが認められるかが争点となりました。

 そして、2022年3月22日、東京地裁で西野吾一裁判長は「被害者に全く落ち度はなく、非常に理不尽な事件」として、高久受刑者に懲役6年6か月の判決を言い渡しました。

 暁生さんの思いが実り、「故意」による危険運転致死傷罪が認められました。