「生まれた時間」配達員の業務負担につながっては本末転倒だ

意識改革が必要なのは「自己責任」という考え方です。現状、置き配で荷物が盗まれた場合、配送事業者が保証してくれるケースもありますが、消費者が自ら「置き配」の選択肢を選んだ以上、万が一の盗難は自己責任というのが基本的な考え方になる可能性があります。

いっぽう宅配のドライバーは常に忙しそうに見え、置き配を基本にしたことで、生まれた時間があったとしても、「その分次を運べ」などと、配達員のさらなる業務負担につながっては本末転倒であり、根本的な労働環境の改善こそが重要だという声もあります。