日本は物流後進国?アメリカ・中国・タイの事例

海外に目を向けると、日本が「物流後進国」いや、丁寧すぎと言えるかもしれない実態が見えてきます。アメリカは「置き配」が基本で、確実に手渡しで受け取りたい場合は、10ドル(約1500円)ほどの追加料金を支払ってサービスを選択するというリスクとコストの考え方が基本です。

一方、中国では24時間営業の受け取りステーションが設置されており、最近では単なる棚に、荷物が無造作に置かれているだけの場所もあるといい、そこから個人が自分の荷物を持っていくそうです。盗難リスクが高そうと思えますが、顔認証システムによる入退場で、誰が荷物を持ち出したか把握されているそうです。

ある意味、アナログな方法で効率化を図っているのがタイです。ドライバーが配達前に電話して、在宅確認を行い、不在であれば配達に行かないそうです。日本では仕事中に電話に出なかったり、知らない電話なら出ないこともあるので、なかなか事情が異なります。