日本の原油輸入先は中東に依存
ちなみに、日本は輸入する原油の94.8%を中東地域に頼っています(2023年度 経産省・資源エネルギー庁の統計)。
日本は過去のオイルショックの経験から、輸入先の分散に取り組み、例えばマレーシア・インドネシア・中国からの輸入も行っていました。しかしこれらの国は、経済発展により自国での原油消費が増え、日本が頼れなくなりました。ロシアからも輸入していましたが、ウクライナ侵攻でストップ。結果的に、輸入先が再び中東に一極集中していた現状があるのです。
今回のイスラエルとイランの衝突をきっかけに、中東に依存する日本の原油輸入についても、見直す必要がありそうです。