地震が頻発している十島村で取材をしている記者に現場から伝えてもらいます。

私は、十島村の7つの有人島のうち、一番南にある宝島にいます。この時間もジリジリとした日差しがあり、湿度が高く蒸し暑いです。

24日から久保村長の視察に同行していて、24日は悪石島、25日は小宝島、そして今いる宝島を取材しました。

3人の園児が通う島の子育て支援施設では、急な揺れに備えて、園児用のヘルメットや頭巾、避難時に使う軍手や包帯などをまとめた防災リュックを準備しています。

(保育専門員)「すぐにヘルメットを被れるように低い高さに置いている。(子どもが)お昼寝の時間に寝られなかったり、思い出しては怖がったり不安に感じている」

また島の民宿では、いまのところ地震の影響によるキャンセルなどはないということですが、家具を固定するなど対策をとっています。

3つの島を取材して、とくに揺れの大きい悪石島や小宝島では、島民の疲弊を感じました。また宝島でも、何度も地震の発生を知らせる警報や島内放送が流れ、島民を悩ませる日々が続いています。