今回は、20年続く社交ダンスパーティーを取材しました。シニア世代がイキイキと輝く、ダンスパーティーの魅力とは何なのでしょうか?

6万5000人が訪れた“社交の場”

熊本市西区役所内にある「西部公民館」の大ホールで、月に3~4回開催されているのが『Shall we ダンス?』です。

20年続いている社交ダンスパーティーを主催するのは、坂元昭彦(さかもと・あきひこ)さん(83)。仕事を引退したのを機に、大好きな社交ダンスで楽しく交流できる場をつくりたいと、2005年にこのパーティーを始めました。

「Shall we ダンス?」代表 坂元昭彦さん「今までに、約6万5000人来ています。自由に、男女問わず、気に入った方と踊っていただくという。ちょうど同年代で、いろんなお話も合うと思うので」

ここは “教室” ではなく “パーティー” です。参加費500円で2時間、参加者同士が自由に踊りを楽しめます。気軽に色々な相手と踊れる場所はあまりないそうで、多くの参加者が熊本県内外から通っています。

常連「芦北からです。田植えの真っ最中ですけれど、抜け出してきました!」

常連「八代からです。ダンスは一人ではできないので、こうやって集まる場があってこそダンスができる。ここが無くなったら困ります」
――この会の魅力は?
常連「皆と楽しく踊って、しゃべることです。ほとんどお友達になっています」