全国で感染者が増えている「百日せき」、鹿児島県内でも感染が拡大していて、県が対策を呼びかけています。
百日せきは、激しいせきが続く感染症で主に子どもが感染し、大人が発症するケースもあります。
国立健康危機管理研究機構によりますと、今月15日までの1週間に全国の医療機関から報告された百日せきの患者は2970人で、今年これまでに3万1966人の感染が確認されました。去年1年間のおよそ8倍に上っています。
県内で今月15日までの1週間に報告された患者は74人で、九州では福岡県に次いで多い数です。このうち10代以下が9割以上を占めています。
今年に入ってからの累計は826人で、現在の統計の取り方になった2018年以降で最多だった2019年の728人を既に上回っています。
県は、定期ワクチンを打っていない子どもは接種することや、手洗い、うがいなどの対策を呼びかけています。