「以前から、人を殺すことに興味があったということですが、いつから?」

小学生のころ両親が離婚し、母子家庭で育ったという水島被告。中学を卒業して、陸上自衛隊高等工科学校へ入学した。
 
弁護人「あなたは自衛隊になりたかったんですか?」
水島被告「いいえ。母子家庭ということもあったので、経済的に母親に負担をかけたくなかったです」

そして、水島被告が長年誰にも相談できずにいた“秘密”を語りだした。

弁護人「あなたは以前から、人の死や人を殺すことに興味があったということですが、いつから興味を抱くようにはなったんですか?」
水島被告「だいたい中学生ころからだったと思います」

弁護人「興味を抱くきっかけは、何かあったんですか?」
水島被告「特にきっかけというものはなかったのですが、単純に人を殺したらどうなるのか?ということに興味がありました。漠然と人を殺した時にどうなるかっていう考えることで、時には妄想したりということもあります。例えばになりますが、自身が誰かを殴ってみたりとか、階段とかで人を落としてみたりとか」

弁護人「自衛隊の高校に入学してからもそういう妄想をしたことはありますか?」
水島被告「はい、ただ結構忙しかったので、妄想自体は比較的少なくなりました」

弁護人「高校時代はどういう妄想していましたか?」
水島被告「手元に、銃…武器がありましたので、それを使って人が殺せるかということを考えていました」