2013年「アベノミクス」全面的に押し出し圧勝

さらに、12年前の「巳年選挙」では…

安倍晋三総理大臣(当時)
「皆さん、あの重く暗い空気は、一変したじゃありませんか!」

12年前、2013年の「巳年選挙」

安倍総理大臣(当時)
“準国政選挙”として臨み、勝ち抜いていきたい」

前年に民主党から政権を奪還した安倍政権が迎えた初の注目選挙が都議会議員選挙。自民党は擁立した候補者全員が当選する完全勝利を果たします。

安倍総理大臣(当時)
「ふらつくわけにはいかない。この道しかない。負けるわけにはいかないんです!」

続く参院選でも「アベノミクス」を全面的に押し出し圧勝。 長く続いた衆参のねじれが解消し、その後の「安倍一強」と呼ばれる憲政史上最長となる政権の礎を築いたのです。
振り返れば、政治に大きな転機をもたらしてきた「巳年選挙」

与良さんは今年の注目点を…

与良正男さん
「89年の参院選がそうであったように、参院で過半数取れないから連立に至る。要するに参院選が政権選択選挙になってしまっている。諸外国の場合は極右政党って言ってますが、そういう勢力が、ヨーロッパのように日本でも伸びていくのか、ネット選挙がさらにエスカレートしていくのか。今後12年間の長いスパンの政治の方向性を、決める選挙になるかもしれない」

脱皮を重ね、生命力を象徴する干支とされる蛇。今回の巳年選挙も、日本の政治を変えるきっかけとなるのでしょうか。