――基地問題の話題を避けがちになる先生はいない?
▼高校教諭・大城和泉さん「もちろんいます。その根底にはどう扱っていいのかわからない不安、先生たちの抱える不安とか、今の情勢の不確定さとか、いろんな意見があっていろんな立場があって、沖縄県自体でも揺れている。揺れているものを教材化はしにくい」
選挙のたびに大きな争点となる基地問題。教員の多忙化なども加わり伝える難しさを感じています。しかし、戦前の疎開を思わせる国民保護計画が議論され「新たな戦前」を意識する中、伝えることをあきらめているわけではありません。
▼中学教諭・波照間千夏さん「平和に対して祈るだけでは絶対に守れない。新たな戦前と言われて、石垣島はリュック1個で避難しないといけない。何それって。困る、こんなの嫌だ、怖い、嫌だって言えること、自分の生活として捉えられることは、私たちが常に常に意識していたいことです」
▼高校教諭・大城和泉さん「ことしは対馬丸をテーマに平和教育を企画したんですけど、その背景に先島諸島の避難の話があって、ニュースでリアルタイムで流れているものと、80年前、81年前の出来事がつながるような平和教育のあり方が結構子どもたちにもすごく落ちるんじゃないかと感じていて、大変な作業ですけど、私たちがここで踏ん張って頑張れば、未来につながっていく」
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