■米津玄師が「すごく影響を受けた」存在とは

ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として発表された「Lemon」(2018年)のMVが今年1月にYouTube再生回数9億回を突破。日本人アーティスト最高記録を更新した米津玄師は、この「日曜日の初耳学」がトーク番組初出演。自身の楽曲制作秘話を語り尽くした。
「Lemon」について「制作中に母方のじいちゃんが亡くなって」と明かした米津。「ドラマ自体が人の死に向き合うっていうドラマだったので、そういうドラマの曲を作っている最中に、自分の身内にも同じようなことが起きるっていうのは、もしかしたら必然なのかなとか、そういうことを思う瞬間もありました」と振り返った。
影響を受けた人物として挙げたのは、ジブリの宮﨑駿監督。「すごく影響を受けましたね。子どもの頃からやっぱりジブリ映画は大好きだったので」としみじみ語った。
ヒット曲「パプリカ」制作時についても振り返った。「子どもが子どもたちに向けて応援ソングを歌うってどういうことなんだろうってわからなくなっちゃって」と制作時を回想し、「宮﨑さんの姿が一番最初に浮かんできて。彼はずっと、子どもたちがこの世に生きていて値すると思えるような映画が作りたいと何度も話し続けてきた人なので。彼のスタンス、そういうところに見習おうという気持ちがまずあって。最終的に、“子どもを舐めないようにしよう”というところがけっこう大きかったです」と打ち明けた。
そんな大ヒット曲の制作秘話に、今回あらためて視聴したファンから「パプリカへの想い、子どもを舐めないようにしようっていう言葉の誠実さに打たれた」や「真剣に考えている人の歌は深い」、「改めて、稀有なアーティスト」の声が上がった。














