増子華子アナ:特集は、様々な疑問や課題を深掘りする「tbc NEWS DIG」今回は、気象予報士の伊藤 諒さんとお伝えします。テーマは何でしょうか?

伊藤 諒 気象予報士:大雨に関する「防災気象情報」についてお伝えします。

増子華子アナ:防災気象情報というのは、例えば「大雨警報」とか、「洪水警報」とか、テレビでも速報を伝える字幕スーパーが画面の上に出てきますよね。

伊藤 諒 気象予報士:そうですね、私たちの避難行動に欠かせない大切な情報なのですが、実は2026年、名称などが大きく変わり大転換を迎えます。

増子華子アナ:大転換ということですが具体的にどのように変わるのでしょうか。

伊藤 諒 気象予報士:はい、まずは現在の情報を見てみましょう。洪水や土砂災害など大雨に関する情報がこちら。

増子華子アナ:たくさん情報がありますが、その一つひとつにどんな意味があるかすぐ答えられる人は少ないかもしれません。

伊藤 諒 気象予報士:そうですね。さらにこの中から「大雨警報」をピックアップします。

増子華子アナ:大雨警報が……、2つ表記されていますね。大雨警報(浸水害)と大雨警報(土砂災害)と書いてあります。意味が違うんですか?

伊藤 諒 気象予報士:そうなんです。それぞれ「浸水」又は「土砂災害」への警戒を呼びかける内容となっていて、同じ大雨警報でも注意すべき内容が異なっているのです。

増子華子アナ:なるほど…、確かにわかりずらい。大雨警報ひとつとっても2つの意味があるということですもんね。

伊藤 諒 気象予報士:それがですね増子さん、実は3つの意味があるんです。

増子華子アナ:え、3つ!?どういうことですか。