多額の借入金残し…開業から数か月で全壊

しかし、去年1月。
嘉藤アナ「午後4時10分ごろの富山市内です。大きな横揺れで、建物が大きく揺れています」
能登半島地震が発生。県内で最大震度5強を観測し、氷見市では液状化や建物の倒壊が相次ぎました。

オルゲストハウス&サウナ 本田昌平代表
「大丈夫だろうと思っていて、氷見の友人や知り合いに連絡したところ、『思ったより大変だぞ』と。被害の状況が分かっていくにつれて血の気が引いていくというか」
氷見漁港のそばにあるサカナとサウナは液状化による地盤沈下で建物が傾き、全壊判定。オープンからわずか数か月で宿を閉じざるを得ませんでした。


今年4月には公費解体が行われ、残ったのは多額の借入金のみ…。
オルゲストハウス&サウナ 本田昌平代表
「正直1回心が折れて、地元のほうに戻ろうかなとか、違う県でもう一回チャレンジしようかなと」
ようやく夢が叶った中での出来事に絶望していましたが、自分より困っている人たちの力になりたいと思って始めた能登でのボランティアが転機となりました。

オルゲストハウス&サウナ 本田昌平代表
「(能登で)諦めない人たちにすごくいっぱい会いました。これで私が夢を諦めたらダメかなって」