去年1月に発生した能登半島地震。氷見の食と景色に魅せられ、県外から移住した男性が手がけた宿は全壊し、オープンからわずか数か月で宿を閉じざるを得ませんでした。あの日から1年半、男性はどん底から立ち上がり、新たな場所で再起しています。

5月1日、富山市芝園町にオープンした一棟貸しのサウナ付きゲストハウス「OLL」。
オルゲストハウス&サウナ 本田昌平代表
「こちらリビングになります」
大人数での宿泊も可能な広々とした室内は、モダンなラグジュアリーホテルをイメージしてデザインされました。

オルゲストハウス&サウナ 本田昌平代表
「ここで6人、みんなでゆったりご飯も食べられますし、ご飯を食べた後はこちらのソファで大きなテレビを見ながらくつろいでいただく」
ゲストハウスを手がけた本田昌平さん(33)。茨城県出身で大学卒業後商社で働いていましたが赴任先のシンガポールで「脱サラ」、29歳の時に現地で飲食店を起業しました。

しかし、2年ほどすると新型コロナが流行し店を売却。

帰国後、新たなチャレンジの場を求めて国内をめぐり、2年前、富山県氷見市に移住しました。
オルゲストハウス&サウナ 本田昌平代表
「茨城県から氷見市に遊びに来た時に、景色も食べ物もそうなんですけれど、やはり人との触れあいにすごく感動したのを覚えていて」
