人工透析のために車に戻らないといけない人も

 さらに駐車場が舞洲では困る人もいるようです。

 万博にやってきた木村さん(仮名)。駐車できたのは舞洲でした。木村さんは2年前から人工透析をしています。

 (木村さん)「(透析のために)こっちまで来ると余分に30分かかるので、一日の計画が全然変わるのかなと」

 木村さんは少なくとも1日3回の人工透析が必要で、万博会場に行っても、時間が来れば車に戻って人工透析をしなければなりません。舞洲の駐車場では、シャトルバスがタイミングよく来たとしても、往復の移動だけで40分はかかってしまいます。

 (木村さん)「歩いていける、もしくはバスに乗らなくていいことが必要な方が結構いると思うんですけどね。夢洲に止められたらいいなというのはありますね」

 車椅子やベビーカーに配慮してパビリオンや施設をバリアフリーにするなど、誰でも楽しめるよう数々の工夫がされている大阪・関西万博。ただ、障がい者からはさらなる改善を求める声も上がっています。