「駐車スペースを増やすのは難しい」そこで…

 連日10万人を超える人たちがやってくる万博。障がい者用の駐車場が「200台では少ない」という声が上がっていますが、夢洲で増やすことはできないのでしょうか?

 (博覧会協会・交通局 淡中泰雄交通部長)「夢洲にはコンテナターミナルやIRの事業用地があって、われわれの万博の用地があるので、土地利用に関する自由度が大きくないですね。残念ながら夢洲に駐車スペースをこれ以上確保するのが難しい状況であります」
15.jpg
 そこで、5月末から博覧会協会は対策を講じています。万博会場がある夢洲のとなりの舞洲。そこにある一般駐車場で、障がい者が利用できる駐車スペースを100台分確保したのです。この駐車場に止めた人は、シャトルバスで万博会場に向かいます。シャトルバスには車椅子を2台乗せることもでき、利用者の多い時間帯は5分に1本程度運行しています。

 (利用者)「以前はあちら(夢洲)に止めていたんですけど、いっぱいで取れなくて、1回こっち(舞洲)を使いました」

 一方で、舞洲の障がい者用駐車場は当日予約のみ。障がい者の方からは「同行者の都合も含めて事前に計画しておきたい」という事情などから、当日予約では万博への来場を断念する声も聞かれました。