6月15日、宮崎市で珍しい雲を見ることができたと視聴者の方から映像が届きました。
「UFO」のようにも見えるこの雲、どのような現象なのか?
MRTのテレビ・ラジオで天気情報を担当する気象予報士の野田俊一郎さんに話を聞きました。

野田俊一郎 気象予報士
重なったような雲が見えています。
みなさん、見たことありますでしょうか?
見たことがないという方が多いかもしれませんが、単体だと年に1回ぐらい宮崎市内でも見えることがあります。
ただ、映像のように並んでいるのは、ちょっと珍しいかなと思います。


この雲がどのようにできているのかというのを説明しますと、これは「吊るし雲」と呼ばれる雲になります。
山に風が当たります。
湿った強めの風が空の高いところを吹いているときに、この山に当たった風が、その風下で波打った形になります。
この波が上向きになってるところで、「吊るし雲」ができて、それが並んでいるような状況になっています。

「吊るし雲」が綺麗に並ぶのはなかなかに珍しいことですので、ご覧になった方はラッキーだったかなと思います。

※MRTテレビ「Check!」6月16日(月)放送分を再構成