災害時の避難を巡っては去年1月の能登半島地震で『避難所の鍵』が問題となりました。避難者が鍵を持っている人よりも早く到着し、ガラスを割ったり鍵を壊したりして避難場所に入ったケースが11か所あったのです。

この教訓を踏まえて新潟市は、『遠隔操作式の鍵ボックス』の設置を進めました。

【記者レポート】
「学校の入り口の鍵が入っているこちらのボックス。今は施錠されていますが、地震があると自動で解錠するんです」

災害が発生し、全国瞬時警報システム=Jアラートが発令されると自動でボックスの鍵が開くというものです。

新潟地震のあった6月16日の訓練では、地元自治会と市が連携して使い方を確認。
集まったおよそ30人の避難者は、スムーズに避難していました。