九州各地では「6月最大の雨」となっていて、道路の冠水や土砂災害も発生しています。11日以降も引き続き警戒が必要です。一方、10日に梅雨入りしたとみられる関東甲信地方。今年は「短期集中型」の梅雨になる可能性もあります。

九州各地「6月最大の雨」に 引き続き大雨に警戒

8日、“梅雨入り”の発表があったばかりの九州北部。

福岡県大牟田市では、激しい雨が通勤時間帯を直撃。横断歩道にできた大きな水たまりが、道行く人の足元を濡らします。

大牟田市では、午前7時ごろまでの1時間で41.5ミリの激しい雨に。

久留米市では、6時間降水量が140ミリを超えるなど、九州各地で「6月最大の雨」となりました。

記者
「未明から降り続いている雨は、朝になってさらに強くなってきました」

大分県の北部や西部などでは、現在、一部の地域に大雨警報が発表されています。

「わたしたちも雨が降ると怖くて、少々の雨で終わってほしいですね」

 9日、線状降水帯が発生した鹿児島県。一夜明け、住民は復旧作業に追われていました。

「あそこまでは来ましたね。(Q.もう少しで家の中に入るくらい)うん」
「(泥が)たくさんたまっていた」

被害は、ほかにも…。

記者
「道路が大きく陥没しています。側溝のパイプが外れて下敷きになっています」

肝付町では、道路の陥没で通行止めに。

記者
「鹿屋市の住宅では床下一面に泥が埋まっていて、一歩踏み出すと動けないほどの厚みを感じます」

鹿屋市では、近くの山から土砂が民家に流れ込みました。

「泥だらけだったから、朝起きたら『おぉ』と、命だけあってよかった。どわって降るでしょ、一気に(土砂が)きたんでしょうね。体力的に持ちません」

佐賀県武雄市では広い範囲で冠水し、道路が寸断。小学校では下校時間を早めるなどの対応を取りました。

一方、鹿児島市にある動物園。動物への雨対策にも余念がありません。