AI社会の未来像と注意点

日本国内でも生成AIの利用は広がりつつあるが、業務の効率化で懸念されるのが「職が奪われる」ことだ。
アメリカではすでにそういう事例が出始めている。
▼『マイクロソフト』⇒ソフトウェア開発のエンジニア中心に【世界で6000人強削減】
▼『セールスフォース』⇒【1000人規模削減】AI販売要員は採用
▼『アンスロピック』(生成AIクロード開発元)⇒ダリオ・アモデイCEO「AIにより初級者向け職種の【半分は消滅】、失業率は20%に」
ーーエンジニアの他に、どのような分野でAIでの効率化が?
『ライフプロンプト』CEO遠藤聡志さん(26):
「よく言われるのは事務作業やコールセンターなど。それ以外にも、いつも同じような仕事をしている、色んな文章を読んでいるとか、色んなまとめ方をしてるという“ルーティンワーク”であれば、どんどん効率化していくことができる」
ーー日本社会でAIの実装化を妨げているものはあるか?
遠藤さん:
「具体的に何ができるのかという実感がまだ浸透していない。AIに危機感はあるけれども、どう自分たちの業務が改善されるのかがわからないところが阻んでいるのかなと。『本当にコスト削減されるのかわからないと意思決定しにくい』みたいな話もよく聞く」
ーーAIの未来像と注意点は?

遠藤さん:
「ChatGPTとかの進化は、まるでサルが人間になったかのような、言語を扱えるようになったというところで、普通の同僚のようにAIと会話して仕事をしていくのが当たり前になってくるかなと思う。そうするとやはり新しいセキュリティや、AIが勝手に何かをしないよう制御することや、AIにどう権限を渡していくか、このあたりが課題になってくる」
(BS-TBS『Bizスクエア』 2025年6月7日放送より)