■映画やアニメの中の名車も“飾る”から“走らせる”に

イタリアの名車をEV化し、販売する会社もあります。日本でもファンが多いフィアット500です。

こちらでは販売以外に、貴重な車を展示しています。中でもひときわ目を引くのが、映画「ローマの休日」で登場した「初代フィアット500」。80年以上前に製造されたものです。


アニメ・ルパン三世の愛車としても有名な2代目のモデルも。


こうした車を、後世に残すための選択肢の1つがEV化だったといいます。


チンクエチェント博物館 深津浩之 館長
「車の歴史的に意味のあるものが、飾っておくだけでなくて、走らせることができる状態で後世に残せることは嬉しい」

■製作費用は500万円以上…課題は低コスト化

一台一台手作りで製作するコンバートEVの世界。そこにはまだまだ課題もあります。

オズモーターズ 古川治さん
「最低でも(1台)500~600万以上かかる。どうしても1台のために時間といろいろなものを費やさないといけない」

パーツのほとんどはイチから作る必要があります。車体の形を3Dスキャナーでデータ化し、部品を設計し配置も決めないといけないなど手間とコストがかかるのです。


古川さん
「もう少し普及できないかと考えていて、こちらである程度下ごしらえをして、あとはネジを絞めれば電気自動車に変わってしまうようなキットを開発している」

完成すれば、改造費用を100万円台や200万円台に抑えることもできるといいます。

古川さん
「例えば50年で捨てられる車が、100年先もまだ存在しているかもしれない」