雷の音が聞こえたときは、すでに雷雲の下「まだ大丈夫」は危険

雷雲の大きさは数十キロもあり、ゴロゴロという雷の音が聞こえたときにはすでに雷雲の下にいることが多いです。
このため、まだ雨が降っていない場合や雨が降り始めた直後であっても、落雷のおそれが十分にあります。雨が降っていないから「まだ大丈夫」は危険です。
雷の音が聞こえた時には、空振りをおそれず、外での部活動や農作業は中断して、屋内に避難してください。活動の再開は、「雷の音が聞こえなくなって30分」を目安にしてください。
雷の時に安全な場所は「建物の中」「乗り物の中」

雷の時に安全な場所は、コンクリートの建物です。木造の家屋でも基本的には安全です。車やバスなどの乗り物の中も、安全といえるでしょう。
一方で、木の下や軒下は危険です。雨をしのぐために避難してしまいがちな場所ですが、やめましょう。野球場や広場など開けた場所も、人に落雷しやすいため危険です。
落雷の被害は、6月から多くなり、7月・8月がピークとなります。落雷の被害を防ぐためには、「まだ大丈夫」と油断しないことが重要です。
RKB気象予報士 橘高香純