急な病気やけがで救急車を呼ぶべきかどうか迷ったとき、専門家に電話でアドバイスを受けられる「#7119」を鹿児島県内で導入するかどうかを話し合う初めての会合が開かれました。
「#7119」は急な病気やけがをしたときに、医師や看護師などからただちに医療機関を受診すべきなのかなどのアドバイスを受けられる電話相談窓口です。
鹿児島県内の救急車の出動件数が増加する中、適正な利用を促すことが目的で、全国では32都府県、九州では福岡、長崎、熊本、沖縄の4県で導入されています。
鹿児島県で導入するかを話し合うきのう29日の初会合には、自治体や医療関係者ら10人の委員が参加しました。
(県消防長会事務局 米森徹委員代理)「住民の救急サービス向上に直結していくのでは」
消防関係者などからは導入の必要性を求める声が出た一方、自治体からは慎重な意見が出ました。
(県町村会事務局 山下政志委員代理)「医療が脆弱なところに導入した場合にどのような有利性があるのか」
(鹿児島県医師会 大西浩之副会長)「救急は危機に瀕しているが、それを解決するひとつの方策が#7119」
委員会は今後も議論を続けるということです。