備蓄米商品化に向け試食「若干ブレンドしないと食味が安定しない」

食協 武信和也社長
「おいしい順にちょっと番号をつけてほしい。ご協力をお願いします」
商品作りに向けて試食会が開かれました。参加したのは食味鑑定認定者の資格などを持った社員20人あまりです。
備蓄米100%▽備蓄米80%に広島県産米を混ぜたブレンド米▽備蓄米50%のブレンド米ーーの大きく3種類のコメを食べ比べます。
武信社長
「全体的にはおいしいんですが、やはり古米かなと感じられます。若干ブレンドして出さないと、食味が安定しないかな。ある程度の比率で、広島県内産を混ぜて、今から商品化しようと思う」
28日にもブレンド比率などを決めて、早ければ30日に店頭で販売する予定です。価格は5キロ3500円前後の予定です。

小泉大臣の「2000円の備蓄米」が注目される中、影響についてはーー。
食協 武信和也社長
「2000円で売る分につきましては、2年古米、3年古米になるので、『値段だけ、少々味が悪くていい』ということになれば、2000円のコメですね。少し食味もよくということになれば、消費者の方が3500円前後のものを買い求められるじゃないかと思う。市場には2000円台、3000円台、そして4000円台のコメということでね、3極化するのではないかと思う」
2000円の備蓄米についても、量販店からの要望があれば手を挙げることも検討しているということです。