小泉農水大臣がぶち上げた2000円の備蓄米に話題が持ちきりですが、こちらは前大臣時の第3回入札で放出された備蓄米の話です。地場のコメ卸し「食協」が初めて備蓄米を使った家庭用米を近く販売します。商品づくりにあたり社内の試食会を開きました。

東広島市志和町にある食協の物流センターでは28日、備蓄米を運んで来たトラックからコメ袋が降ろされていました。食協が備蓄米を購入するのは第1回入札に続き2回目。今回初めて、家庭用米として販売する計画です

食協 武信和也社長
「今、入荷しました。福井のハナエチゼンです。1年古米(おととし産)になります。コメはきれいですよ。臭いはないですね。ただ炊いた時、臭いがプンとでるかどうか」

このコメは、4月下旬の第3回入札で放出された備蓄米の一部です。食協はJA全農から36トン購入。これを家庭用に精米して県内およそ50の小売り店に卸します。