空き家対策の事業として国の支援を受けた、大分県竹田市の長湯温泉の団体が27日事務所を開所しました。

国は空き家対策の取り組みについて、改修費などを支援するモデル事業を推進しています。2024年度にかけ、この事業に採択された竹田市の長湯温泉アルベルゴ・ディフーゾ協会が、27日拠点となる事務所を開所しました。

アルベルゴ・ディフーゾとは空き家を利用して街全体をホテルと見立てるイタリア発祥の取り組みです。これに習って長湯温泉では空き家を長期滞在や移住定住につなげようと協会が扱う8軒のうち、すでに4軒で移住者による活用が決まっています。

(長湯温泉アルベルゴ・ディフーゾ協会・首藤勝次会長)「空き家が出たら新しい人達や全国の温泉好きの方々に楽しんでもらえる拠点が増えるということで、長湯温泉は素晴らしいと皆さんに感じてもらえるととてもありがたい」

協会では今後、アーティストの活動拠点としても空き家を利用してもらえるように情報発信を進めたいとしています。