SNSで話題になっているインテリア術の「浮かせる収納」。普段使いの小物から家具、さらにはトイレの便器まで“浮かせる”メリットとは?

キッチン周りも“浮かせて”スッキリ

まずは、プチプラ雑貨が集まる『3COINS』で販売している【キッチン用具を浮かせる】グッズ。

「マグネットがくっつくキッチンパネル」(2200円)は、脚付きの鉄製パネルで、大きさは高さ40cm×幅40cmの正方形。

パネルを垂直に立てて脚についている吸盤で壁に固定。マグネット付きのラックやフックなどをくっつければ調味料や鍋のフタ、おたまなどのキッチン用具を“浮かせて収納”。掃除がしやすくなります。

他にも【歯磨き粉を浮かせる】ことができるのは「歯磨き粉ディスペンサー」(550円)。プラスチックの四角いケースを壁にシールで貼り付けたら、チューブの口を下にして差し込むだけ。
ケースにあるレバーを歯ブラシで押せば、歯磨き粉が絞り出される仕組みです。

「マジックテープ」で浮かせて“隠す”

整理収納アドバイザー・Akaneさんの自宅でも、様々なモノが浮いています。

THE TIME,マーケティング部 西堀文部員:
「植物が天井に!ティッシュケースも、リモコンも4つ浮いています」

リビングの天井からは【植物の鉢】が吊り下げられ、ソファーテーブルの裏には“マジックテープ”で貼り付けられた【ティッシュケース】。ダイニングテーブルの裏にもテレビやエアコンの【リモコン】がマジックテープで貼り付けられています。

Akaneさんによると、生活感のあるものは全部テーブルの裏に貼り付けることで「部屋の中がスッキリする」とのこと。

さらにキッチンシンクでもスポンジと洗剤を浮かせ、浴室の壁にはレバーを押すとシャンプーやコンディショナーが出てくるディスペンサー、椅子も浮いた状態でくっついています。

整理収納アドバイザー・Akaneさん:
「浮かせることで掃除が楽になったり戻す必要がない。家族に怒ることが減って平和になった

「ホチキス」でテレビを壁掛け

浮かせる収納は小物だけでなく、家具も!
【45インチのテレビ】を、“家庭にあるホチキス”を使って浮かせることができるのが「TVセッター壁美人 Lサイズ」(壁美人.net/2万1615円)。

まずは、テレビの裏側に縦長の金具を縦に2本ネジで取り付け。
石膏ボードの壁に、穴が360個あるプレートをあてたらここで「ホチキス」登場です。

ホチキスを180度開き、プレートの穴にあわせて透明フィルムを置き、その上からパチパチと打ち込むだけ。付属のホチキスガイドを使えば、適切な角度もキープできます。(※賃貸住宅の場合、物件ごとにご確認下さい)

西堀部員:
「あ、入ってる。グっといくのが爽快感です」

穴をすべてホチキスで留めるとプレートが壁にしっかり固定されるので、テレビ裏面の金具をひっかけ接続部分のネジを締めたら完了です。
耐震検査も震度7をクリア。テレビ裏のケーブルは配線モールを使うとスッキリ見えます。